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速読できない?不可能? でも本を速く読むコツはあります【本の読み方】

速読できない?不可能? でも本を速く読むコツはあります【本の読み方】

速読できない…てか可能なの?

 

速読を習得してみようと思ったことありますか?

 

私はあります。
速読系の本を借りてやってみたことあります。

 

「なるほど、音ではなく光で捉える…」
「眼を鍛えればいいんだな……」

 

……いや、できなくない? 速読、できなくない?
そして、自分には速読を習得するほどの忍耐はないのだと諦めました。
その後、速読は科学的に不可能(理解度は落ちる)という話や、速読系の書籍の多くは速読講座のパンフレットみたいなものだから本だけでは習得できないという話も聞きました。

 

結局、人間は速読ができるのか、できないのか。

 

それは私にはわかりません。
しかしそれなりに本を読んできた自分なりにわかることはあります。
「本を速く読むコツ」は確実に存在する、ということです。
今回はそのコツや考え方の前提となるものについて考えていきます。
速読に関するnoteも書きました。よろしければどうぞ。

本を速く読む大前提-速読はできないというのなら-

 

本を速く読むコツを紹介する前に、まず本を速く読むためには本来何が必要なのかを明らかにしましょう。
本を速く読むために必要なもの。

 

それは「慣れ」です。

 

身も蓋もないですね。でもそうなんです。
理解力を保ったまま、速く本を読むためには「慣れ」が必要です。
本を読むための「慣れ」とは
ここでいう慣れをもう少し詳しく見てみます。

慣れ = 言語的習熟 × 分野的習熟

私は読書における「慣れ」はこの2つの習熟に因数分解できると考えています。

 

1つめの習熟は「言語的習熟」
これは言語的な慣れ、語彙力であったり、構文理解であったり、そういうことです。
日本語も英語も読める。でも日本語の方が速く読める。
それは日本語の方が習熟しているからです。
言葉の意味を即座に理解し、構文を一瞬で見抜き、文章構成を感じ取る。
このプロセスのレベルが上がれば、理解度を保ったまま速く読むことができるようになります。
そして、この第1の習熟に必要なのは「読書の積み重ね」です。
仕方ないですね。
ただ意識を変えると習熟の効率は上がると思うので、あとで紹介します。

 

2つめの習熟は「分野的習熟」。
これは本の内容そのものに対する慣れにあたります。
心理学の本であれば心理学の知識、仮想通貨の本であれば仮想通貨の知識。
さらに言えばその分野の前提となる知識も関係してきます。
仮想通貨であれば、ITや経済に関する知識もあった方がいいですよね。
よく知っている分野の本は速く読めますが、あまり知らない分野の本はそんなことできないのです。
習熟は単純に知識の学習によります。

慣れ = 言語的習熟 × 分野的習熟

本を速く読める、という能力はこんな当たり前の方程式で成り立っているのです。

本を速く読むための考え方

 

「結局頑張って慣れるしかないのか……」

 

そんな悲痛の声が聴こえてくるようです。
“速読”に比べたら、微妙ですよね。
でも、結局できない速読より、確実に慣れていけるやり方の方が現実的じゃないですか?
さて、本を速く読むには慣れが必要なことに納得しもらったところで(?)、本を速く読むためにぜひ覚えておいてもらいたい考え方とコツのおはなし、始めていきます。

全部読もうとしない・理解しようとしない

本を速く読むための考え方① は、「文章全てを読もうとしない」、そして「1回で全部理解しようとしない」というものです。
本の中にはあまり自分には価値のない文章や、難し過ぎて(その時点では)理解できない部分があります。
わからない部分はスキップしてもいい!あとから読んだら意味わかるかも!
まずはこの意識を持ちましょう。

スピード感を上げる

本を速く読むための考え方②は、「本を速く読もうと心掛ける」ことです。
なに当たり前のこと言ってんだ、と思うかもしれませんが、意外と見落とすところです。
つまり筋トレと同じですよ。負荷をかけないと強くはなりません。
今、自分が心地よく読めるスピードで読んでいて高い成長率が期待できるわけないのです。
いつものスピードよりちょっと速く読もうとする。
特に言語的習熟に関しては、この考え方を取り入れることで効率が上がります。

本を速く読むコツ-5つの読み方

 

上の2つの考え方はどちらも長期戦。
まあ慣れというのは長期戦なのです。
しかしここからはより短期戦、つまり誰でもできる「本を速く読むためのコツ」を紹介していきます。
なぜ誰でもできるのでしょうか?

 

まあ読んでいってもらえばわかりますが、読むボリュームを減らしているからですね。
ぶっちゃけ「文字当たりの読むスピード」は変わってません。

 

しかしこれらのコツ・読み方にはある仕掛けがあります。
この仕掛けによって結果的に速く読めるようになるのです。
考えながら見ていってください。

① アウトライン・リーディング-目次を読む

その名の通り、本のアウトラインを読む、目次を先に読む読み方です。
これは多くの速読のコツを紹介する記事や書籍でも言われていることですね。
その本に何が書かれているのか、どのような順番で書かれているのか。
本を読む前の予習、ともいうべきものです。

② スカウト・リーディング-本の雰囲気を読む

Scout(斥候)とは、敵軍の動静や地形情報などを探りに行くこと、その役割を担った兵士を意味します。
つまり、スカウト・リーディングとは実際に読む前にその本についていろいろ情報を仕入れようということです。
アウトライン・リーディングとは違うの?

 

違うんです。
スカウト・リーディングでは、目次ではなく本文を読みます。
より厳密には見出しや文の雰囲気、図やイメージの所在、各章のボリュームなどを確認します。
時間にして、2~3分ほど。
内容を理解する必要は一切ありません。
「自分はこれからこの本を読むんだ」という感じで、パラパラめくってください。
その本自体に「慣れ」るのが目的です。
ここまでの①と②はぜひやってほしい読み方のコツですが、③以降の読み方は選択式です。

③ パラグラフ・リーディング-段落の最初と最後だけ読む

高校の英語の授業を思い出した人もいるのではないでしょうか?
パラグラフ・リーディングは、段落に注目した読み方です。
ここでは形式段落(文頭の空白で区別する段落)に注目します。
ちゃんとした文章であれば、1つの段落には1つのことが書かれているはずです。
Web記事や昔の本では当てはまらない場合もありますが、基本はそうなのです。
そして大抵、段落に何が書いてあるかは1文目と最後の文を読めばわかります
最後の文に関しては、1文目を読んで気になったら読む感じでもいいでしょう。
「そんなので内容理解できる?」
やってみてください。

 

理解できたり、できなかったりします。
でも読む分量はかなり落ちるし、どこが段落かを見分けるのも簡単です。
実はアウトライン・リーディングとスカウト・リーディングには一定の「慣れ」が必要ですが、パラグラフ・リーディングはとりあえずできます。
あとはどう自分なりに応用するか、です。

④ ハイライト・リーディング-重要そうなところ、興味の上がるところだけ読む

ハイライト(盛り上がり)だけ読むというコツです。
当然、読んでいないところは理解できません。
でも部分的にはきっちり読んでいるわけですから、友人に「何の本?」と聞かれたら割と話せます。
やり方としては、パラグラフ・リーディングに似ています。
1文目をちらっと見て、面白そう・重要そうだったら、そのまとまりを読むのです。

 

ちょろいです。
あと、一番面白いです。
亜種として、「キーワード・リーディング」というものもあります。
これはキーワードとして設定した単語を見つけたらその周りを読む、というものです。
次に紹介するサーチ・リーディングとの合わせ技です。

⑤ サーチ・リーディング-質問の答えを探しながら読む

これはアウトライン・リーディングとも組み合わせられます。
まんま質問の答えを探しながら読む、というコツです。
関係なさげなところは飛ばします。
質問ではなく、キーワードを探して読むとキーワード・リーディングになります。
本を「使うもの」として捉えるときには最も有用なコツですね。

 

以上、5つの本を速くコツ・読み方を紹介してきました。
さて、これらのコツに共通する仕掛けはわかりましたか?
答えは「分野的習熟」を促進する読み方である、ということです。
これらの読み方を導入することで、少なからずその本・分野に詳しくなっていきます。
結果、その分野の本を読むのが速くなっていくのです。
単純ですが、誰でもできる読書法です。

+α| 言語的習熟のコツ 2選

 

先に紹介した5つの読み方は分野的習熟のためのコツでした。
一応、言語的習熟のコツ(小技?)も考えてみます。

① 助詞や助動詞、文末の句を一瞬で捉える・飛ばして理解する訓練

1つ目のコツは助詞や助動詞などいわゆるひらがな部分を把握する速さを意識的に上げる、または読み飛ばす、というものです。
本質的には、文をずっと同じペースで読むのではなくメリハリをつけて読む、というコツになります。
意味の強弱を考えて、弱い意味を表す部分サラっと流して読むイメージです。

② 句レベルで読む(飛ばす)訓練

文を句のカタマリで見て、読んだり飛ばしたりするコツです。
速読では1ページを面で捉える、とか言ってますけど、難しいですよね。
正直、1文を同時に捉えるのもできないと思います。
しかし、句のレベルであれば慣れたらできます
文字ベースではなく句ベースで意味をとっていくことで、読む速さは劇的に変わります。
意識して読んでみましょう。

その本に相応しい読み方をしよう

 

今回は、「速読なんてできない!でも本を速く読みたい!」という人に向けて、分野的習熟を目指す5つのコツと言語的習熟のための2つのコツを紹介しました。
速読と比較すると、意識すれば誰でもできるようなことばかりです。
とはいっても、本にはそれぞれ相応しい読み方があります。
その本に合った読み方をするようにしましょう。
句ベースで、パラグラフ・リーディングをやってみよう
速読に関するnoteも書きました。よろしければどうぞ。

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