今回のLearnTernでは「プラトー現象」を紹介します。
プラトー現象は、成長が停滞してしまうことです。
学習・練習をやめたくなってしまうこプラトー現象の時期を乗り越える方法を学んでおきましょう。
成長が止まってしまった? それプラトーかも?
新しいスキルを学習し始めたとき、最初は練習量に応じて成長していくのを感じるでしょう。
楽しくてどんどん学習を進められるかもしれません。
しかし、ある時を境に成長を感じられなくなる時期が来ます。
いくら練習してもレベルアップしない感覚。
「私、才能ないのかな……」
そんな風に思わないでください。
その時期は誰にでもやってくるものなのです。
今回は学習において誰もが経験するこの現象「プラトー現象」について学んでいきましょう。
プラトー(高原)現象とは?
プラトー現象とは、学習を続けているにもかかわらず、成長が停滞してしまう現象、その時期のことを指します。
プラトーは「高原」を意味する言葉です。
縦軸に成績・上達度、横軸に学習量・練習量をとったグラフ「学習曲線」の形が高原のように見えるのでプラトー現象と呼ばれます。
プラトー現象は誰にでも起こる現象だと言われているものです。
しかしこの状態に入ってしまうとやはりモチベーションは落ちてしまうでしょう。
「やっても成長しない。いくら練習しても無駄やん……」
「才能ないわー。ここまでかな」
結果、練習をやめてしまい、それ以上の成長はできなくなってしまいます。
これは非常にもったいないことです。
プラトー現象を知っていれば防げたかもしれない事態。
こんな状態に陥らないためにも、ぜひプラトー現象を理解しましょう。
プラトー現象は誰にでも起こるもの!
プラトー現象とスランプの違い
プラトー現象とよく似た現象に「スランプ」があります。
が、スランプとプラトー現象は異なるものです。
プラトー現象は成長の停滞を表すものです。
「いつまでも新たなことができるようにならない」という状態を表します。
例えば、投球のスピードが全然上がらなくなってしまったピッチャー、などです。
一方、スランプは「できるはずの、できていたはずのことが上手くできなくなってしまう」状態です。
高い打率を誇っていたバッターが全然打てなくなってしまう、などの状態がこれです。
プラトー現象は成長の停滞、スランプは能力が出せなくなってしまうこと、と両者の違いも一応覚えておきましょう。
プラトー現象は成長の停滞、スランプは能力が出せなくなること
プラトー現象を乗り越えるために
成長を続けるためにはプラトー現象を乗り越えるしかありません。
では、乗り越えるためには何ができるのか?
今回は3つの方法を挙げてみました。
① プラトー現象に陥っていることを認識する
絶対に必要なのは「自分がプラトー現象に陥っていると認識すること」です。
プラトー現象を知らないばかりに、「才能がない」とネガティブになり辞めてしまうことがあります。
まずはこの問題を打破しましょう。
ドラクエやポケモンなどのRPGをイメージしてみてください。
経験値をためてレベルを上げるシステムです。
このシステムでは一定の経験値を上げることでやっとレベルアップできます。
プラトー現象も同じシステムなのです。
つまり、プラトー現象の間にためた経験値は無駄にはなりません。
まずはこのことを意識して、学習のモチベーションを保ちましょう。
② 学習・練習に新たな工夫を加えてみる
とはいってもモチベーションを保つのは大変ですよね。
そんな時は新しいやり方を試してみましょう。
今の学習や練習に新たな工夫を加えてみるのです。
場所や時間を変えてみる。一緒に学ぶ相手を変えてみる。
学び方を変えてみる。目標を変えてみる。
いろいろな学習法があります。
当サイトでも学習法を紹介していくので参考にしてみてください。
③ いったん距離を置いてみる
とはいっても(2回目)、いつまでも成長しないとモチベーションが下がってしまうでしょう。
その時はいったん距離を置いてみるのもありです。
人生、全て上手く行くわけではないのです。
ただしこの方法を使う場合は、再び戻ってくるタイミングを決めておきましょう。
でないと、結局やめてしまうかもしれませんから。
以上、3つの方法を駆使してプラトー現象を乗り越えましょう。
<プラトー現象を乗り越える方法>
① プラトーを認識
② 新たな工夫
③ 一旦距離を置く
プラトー現象で落ち込むな
- プラトー現象は成長の停滞時期
- プラトー現象は誰にでも起こる
- プラトー現象を乗り越えるために自己認識、練習・学習の工夫、距離を置くなどの対策がある
プラトー現象。
誰しもが直面する成長の停滞時期。
どんな秀才も天才的な人もその時期があるのです。
プラトー現象を乗り越えたその先の景色を見るために、ぜひこの現象を覚えておいてください。
誰かにプラトー現象について教えてみよう