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SQ3R法とは? 古典的な学習フレームワークですがまだ役立ちます!

SQ3R法とは? 古典的な学習フレームワークですがまだ役立ちます!

今回のLearnTernでは、「学習に手っ取り早く使えるフレームワークってないの?」という声にお答えして、「SQ3R法」を紹介したいと思います。
もう学校で教えとけって感じのシンプルなフレームです。有効性についても補足しながら解説していくので、ぜひ学んでみてください。

学習のやり方、なんか良いのない?

「学校では“学び方”をあまり教えてくれない……」

日本の学校教育において非常に問題視されていることですね。
指導要領にも「学ぶ内容(What)」ばかり並んでいて、「学ぶ方法(How)」についてほぼ記載されていなかったり。

良い指導者に当たらなければ、正しい学習法を一つも学ばずに大人になってしまいます。
「理科とか数学とか教える前に学び方を教えろよ!」って不満が聞こえてきそうです。

学び方を学べば、これから先の学習に応用し放題です。LearnTernでもいろいろ紹介しているのでぜひ読んで実践してみてください。

さて今回は「とりあえず、すぐ実践できる学習法ってない?」という質問にお答えして、古典的学習フレームワーク「SQ3R法」を解説していきます。

古典的とはいってもまだまだ使える学習フレームワーク。その有効性と共に見ていきましょう。

SQ3R法とは?

SQ3R法はアメリカの教育心理学者であるRobinsonによって、1940年代に提唱されたフレームワークです。

「本などで学習する時はこの流れで勉強するといいよ」というものになっています。
遥か昔に提唱されたものですが、今も本を使って学んだりしますよね?
それに本質を理解すれば、さまざまな状況に応用することもできます。

やり方もシンプル。
SQ3Rの流れに従って学んでいけばいいだけです。

というわけで内容に入っていきましょう。

SQ3R法はその名の通り、S・Q・R・R・Rの5ステップで学習を進めていく方法です。
のちにPQ4R法と改定されたものもあるので、あとでまとめて紹介します。

基本の流れはこれです。

S:Survey(概観する)
Q:Question(設問する)
R:Read(読む)
R:Recite(暗唱する)
R:Review(復習する)

SQ3Rのステップを解説

S:Survey(概観する)

SQ3R法の第一段階は、概観です。
これから学ぶテキストの章見出し(目次)を見て、これからどのような内容を学ぶのか見ていきましょう。もし章の概要があればそれにも目を通します。

これによって、あとで読む内容を体系的に理解しやすくなるのです。
これはAusubel「先行オーガナイザー」に当たるものと考えられます。以前予習に関する記事を書いたので、そちらを参考にしてください。

Q:Question(設問する)

SQ3R法の第二段階は、質問を考えることです。

さっき見た章の見出しから質問を考えます。
これから学ぶ中で、何を知ろうとするのかを明確にしていく作業です。

知的好奇心を刺激することで、学習効果を高めることができます。

R:Read(読む)

SQ3R法の第三段階は、読むことです。

学習の本番ですね。
さっき考えた質問に答えることを目的にして読み進めていきます。

つまり、全部読む必要はありません。
本を速く読むことにも繋がります。

R:Recite(暗唱する)

SQ3R法の第四段階は、暗唱です。

一度テキストを閉じて、質問に対する答えを自分の言葉で言ってみます。
もし言えなければ、もう一度テキストを開いて確認してからまた閉じて言ってみましょう。

これは「テスト効果」を刺激するものです。また読書メモの記事でも同じようなことを書きましたね。

R:Review(復習する)

SQ3R法の第五段階は、復習です。

改めて概念間の関係の整理などを行ってみましょう。コンセプトマップを描いてみるものありです。
テスト効果を期待するため、この段階でもテキストをなるべく見ないようにしましょう。

以上がSR3R法の5ステップとなります。

SQ3R法を改定したPQ4R法とは?

PQ4R法は次の順番です。

P:Preview(下見をする)
Q:Question(設問する)
R:Read(読む)
R:Reflex(熟考する)
R:Recite(暗唱する)
R:Review(復習する)

SQ3R法とほぼ同じです。

変わったのは2点。

最初のSがP、Previewに変わりました。
やることはほぼ変わりません。場合によっては本文をチラチラ見るのもありかもですね。

あとRが新しく一つ挿入されました。Reflex、熟考です。
記憶の定着率を高めるためには処理水準を上げる必要があるのですが、その一環となるプロセスになります。

学んだ内容についてさまざまな「問い」をぶつけて考えてみましょう。

まずはSQ3R法で学習者レベルを上げてみる?

SQ3R法は簡単に使えるフレームワークです。

S:Survey(概観する)
Q:Question(設問する)
R:Read(読む)
R:Recite(暗唱する)
R:Review(復習する)

自分の学習法を変えたい人は、まずこのSQ3R法から挑戦してみると良いでしょう。
慣れてきたら、どんどん他の方法や理論も学んでみてください。

LearnTernでもいろいろ紹介しています。

 

SQ3R法を使って、LearnTernの別記事を学んでみよう

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