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【第4回】メタ認知について学ぼう【認知心理学のすすめ(全5回)】

【第4回】メタ認知について学ぼう【認知心理学のすすめ(全5回)】

メタ認知-認知力向上のための必要条件

 
今回は認知心理学の中でも私たちの学習や仕事、生活に密接に関わってくる概念を見ていきます。
テーマは「メタ認知」。
これからあなたが認知能力をレベルアップさせたいと思うのなら、メタ認知を理解し、メタ認知能力に習熟することは必須です。
さっそく旅立ちましょう、メタ認知の旅へ。
*今回は軽めの解説です。
より詳しくメタ認知を学びたい人は以下の記事へどうぞ。

 

【認知心理学のすすめ】

メタ認知とは

 
メタ認知とは、自分の認知活動(思考や学習など)をより高い視点から認知することです。
 
「今、私はこういうことを考えている」
みたいな感じです。
 
「メタ」というのは「より高次の」という意味で、例えば、アニメや漫画のキャラが私たちが住む現実の世界の事情に関する発言をすることをメタ発言といったりします。〇魂とかだとよくありますね。
 
メタ認知は、必死に学習したり仕事している自分を上から監視して、命令することができます。
自分をゲームキャラだとするとメタ認知がプレイヤー役を担うわけです。
 
メタ認知に習熟すると、
状況に合わせて、学習方法・問題解決方法を変える
学習したことを即座に実践する(実践の達成度を評価する)
持っている知識を効果的に活用する
凡ミスを減らす
自分の感情をコントロールする
などのことができるようになります。
 
ちなみに私たちは普段からメタ認知しています。
したがって、習得ではなく習熟できるかが焦点になります。
 
今回はメタ認知に基本的なところを学びましょう。
メタ認知は大きく2つに分けられます。
メタ認知的技能」と「メタ認知的知識」です。
 

メタ認知的技能-モニタリングとコントロール

 
メタ認知的技能はさらに2つ、モニタリングとコントロールに分かれます。
 
メタ認知的モニタリングは、自分の認知活動の監視です。
適切な認知方略をとれているか、認知の状態は正常か、などの情報を認知から取得します。
 
メタ認知的コントロールは、自分の認知活動の制御です。
モニタリングで得られた情報とメタ認知的知識を使って、認知活動の改善を担当します。
 
-数学の問題解決時-
「やばい、何したらいいのかぜんぜんわからん」
モニタリング:混乱・手法が思いつかない → コントロール:問題スキーマを把握し、類似問題を検索せよ)
「あれ、これあの時の問題と似ているな……」
モニタリング:類似問題スキーマを発見 → コントロール:適正方略の実施「グラフ描写」)
「とりあえずグラフ描いてみたら何かわかるかも」
 
モニタリングとコントロールはメタ認知の要です。
習ったはずのことができない、などの問題を抱えている場合は認知的課題以上にメタ認知的なアプローチを学ぶことが有効です。
 

メタ認知的知識-人・課題・方略

 
メタ認知的知識は、メタ認知に関わる知識のことで、一般的に3つに分けられています
 
「人」に関わる知識、「課題」に関わる知識、「方略」に関わる知識の3つです。
 

「人」に関わる知識

人の認知特性に関する知識が中心です。
一般的な認知特性としては、
「一度に多くのことは覚えられない」
「眠いと認知能力が下がる」
などがあります。
認知心理学を学ぶことでいろいろと得られそうですね。
 
また、特殊な認知特性として、
「自分はどの教科が得意なのか、記憶力はどの程度なのか、何に興味を示すのか、集中をどのくらい保てるのか」
などがあります。
 

「課題」に関わる知識

課題自体に関割る知識です。
各種問題スキーマなどが当てはまります。
「抽象的な議論は具体的な議論よりも論点が曖昧になりやすい」
「長時間にわたる単純な数値データ記入作業では、ミスが出やすい」

「方略」に関わる知識

課題を解決するための方法に関する知識です。
「図解した方がわかりやすくなる」
「具体的な情報と結びつけた方が覚えておきやすい」
これも認知心理学を学ぶことで増やせる知識になります。
 

自分の認知を捉えて変化させる

 
メタ認知は、自らの認知システムを把握し変容させる能力です。
メタ認知能力が高まると、ぶっちゃけ頭いい感じになります。
いわゆる頭の良さは認知能力に左右されがちですが、この認知能力のパフォーマンスはメタ認知で向上させることができるのです。
認知心理学を主観的に学習・実践していくためにもメタ認知は欠かせません。
積極的にメタっていきましょう。
*より詳しくメタ認知を学びたい人へ
学習か問題解決に取り組みながら、自分のメタ認知を感じてみよう

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